2017年10月03日

希望の党は躍進するか。

小池百合子さんとは、彼女が宝塚から選挙に出ていた頃、高校の後輩が秘書をしていた関係で、何回かパーティーでお話しさせて頂いた事があります。
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当時の印象は、話がわかりやすく、多くの人を引きつける魅力がある事と、強引だと思える程、スピード感のある人だなあと感じました。

その頃から、多くの大学生にインターンシップという名目で事務所を手伝って貰っていた事が印象に残っています。人件費を安くあげる手法で、やり方が巧みだなと感じました。

都知事選もそうでしたが、今度の総選挙も、短期決戦なので、どれだけメディアをジャックできるかが、彼女の戦略だと思います。新聞やテレビに取り上げられるためには、サプライズの連続が必要となります。10月9日まで、メディアをジャックし続けられれば、希望の党は大躍進となるでしょう。
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多くの国民は、民進党が希望の党と立憲民主党に分裂した事で、政権交代が遠のいたのではないかと思っているようですが、私は決してそうは思いません。より解りやすくなって投票率は上がると思います。
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最大の票田である無党票を獲得するためには、希望の党は右翼に触手を伸ばし、立憲民主党は左翼に触手を伸ばすことにより、多くの票を集めることになると思われます。これは、小池さんも前原さんも同じ思いで、心の中では微笑んでいると思われます。どちらにしても、自民党・公明党の与党を過半数割れにしなければ、何も始まらないからです。
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大阪の維新の会との連携もすごい一手だと感心しています。安倍自民党は北朝鮮の脅威で国民を脅して、票にするというのが、唯一の手法ですが、防衛大臣を経験し、過激な防衛思想を有している小池さんの希望の党には、効き目がありません。争点外しは鮮やかです。

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これから、小池さんの打つ手は、大物でサプライズな刺客を空白区に送り込むことだと思われます。全ての選挙区に、どんどん、候補者を擁立すると思われます。びっくりするような刺客が比例代表にでも出馬すれば、小池さん不出馬のマイナスもなくなります。それを、狙っていると思われます。(こっそりと、紹介しましたが。笑)

保守の二大政党で政策を競い合うというのが、私の希望です。そうなって欲しいと願います。
posted by 小林知義 at 10:45| Comment(0) | 大日化成

2017年08月21日

日本軍の敗戦の責任は誰にあるのか。

4年前に97歳でなくなった父親は戦争体験者でした。最初の負け戦として有名なノモンハン事件に一兵卒で参戦していました。同じ中隊で生き残った戦友は、たったの2名という悲惨さだったようです。

その親父が、よく口にしていたのは、あの二人の大本営参謀は、絶対に許せないという話でした。その二人というのは、服部卓四郎大佐と辻正信陸軍参謀。後で、調べて見たら、実にひどい人物である事がわかりました。
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ノモンハン事件は日本軍の精鋭部隊の関東軍とソ連軍との戦いでした。ソ連軍は機関銃や戦車など、近代的な優れた兵器を揃え、兵力としては日本軍の方は圧倒的な劣勢の中での戦いだったようです。

作戦の班長である服部参謀と担当の辻参謀は、御前会議で陛下に報告すべき、近代兵器の差という負け戦の分析を握りつぶした上で、中国との戦いから真珠湾攻撃へと大東亜戦争への戦争の道をまっしぐらに指導したと言われています。多くの餓死者を出した、あの最悪なインパール作戦も彼らの指導の下で進められたようです。

戦後、二人は戦犯になる事もなく生き残り、服部卓四郎はGHQのウイロビー少将に取り入って、手前味噌な太平洋戦争全史を編纂しました。辻正信は国会議員となって政治の世界で暗躍した事で有名です。本来なら、二人とも戦争を開始させ敗戦に導き、多くの日本軍人を殺した張本人として裁かれなければならない立場にあったと思います。

彼らは、直接、戦わなかった参謀という立場を利用して、ノウノウと生き延びた上に、多くの日本軍人の屍を踏み台として、優雅で安楽な戦後を過ごした、本当に許せない人達だと思います。

もう一人、付け加えるなら、瀬島隆三陸軍参謀です。ソ連参戦後、シベリアに最上位の軍人として抑留されたのですが、なにを取り引きして生き延びたかは謎になっていますが、殺されることもなく無事に帰ってきた事が不思議でなりません。その後は伊藤忠商事の会長として、中曽根総理の顧問として、優雅に活躍しました。

4人目は軍人ではないが、松岡洋右外務大臣をあげておきたい。彼は安倍総理と遠縁になるのだが、ヒットラ−のドイツ、ムッソリーニのイタリアと、敵の敵は味方という事で、三国同盟を勝手に結んできた張本人です。さすがに部下にやさしい昭和天皇も許せないと思ったようです。これに、よって、アジアの民衆を植民地から解放、八紘一宇の正義の戦い、大東亜戦争という大義名分が失われてしまった。
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山崎豊子の小説「不毛地帯」の中では瀬島隆三は立派な人物として描かれていますが、私はとんでもないと思っています。元部下であった堀栄三中将(私の尊敬する前田武志元参議院議員の叔父)が「大本営参謀の情報戦記」というドキュメンタリー本の中で暴露しているように、アメリカ軍の正確な戦略情報を、大本営に報告しても、殆どの情報は握りつぶされて、御前会議にはかからなかった、これもすべて、瀬島隆三参謀の仕業だったようです。
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逆に、敗戦の責任を感じて、日本人としの武士道から自決した軍人も多くいます。立派だというのは不謹慎かも知れませんか、その立場にいれば、美意識として私もそうしたように思います。

阿南惟幾陸軍大将を始め、特攻を指導した大西滝治郎海軍中将、妻に促されて自決した杉山元元帥、宇垣纏海軍中将は部下16名と特攻で自決。中将以上は35名。全部で520名余の下士官が自決しました。
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ピストル自殺に失敗し、東京裁判でA級戦犯として死刑となった東条英機も情けないですが。インパール作戦で多くに部下を死なせた牟田口廉也司令官は、戦後も生き恥をさらし、自己の正当化を叫び続けました。
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それに、引き替え、自決はしなかったのですが、マッカーサーから武士道の鏡と讃えられた、今村均陸軍大将の責任の取り方は軍人として、実に素晴らしいものでした。日本人はかくあるべしだと思います。

今村大将は、シンガポールを陥落させ、オランダからスカルノの率いるインドネシアを解放し、ラバウルで終戦を迎えたのですが。10万人を超える部下達が、日本が負けた今、今村王国として独立して、インドネシアの人達を共同で理想的な国家作りませんかと口説いたのですが、今村大将は、そんな事はダメだ、全員、日本に帰って、日本の未来を切り開いて欲しいと説得した。
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また、今村大将は、オーストラリア政府から死刑の判決を受けたのですが、人徳で持って現地を統治してきた事もあって、フィリッピンとインドネシアの国民から嘆願書が出され、禁固10年に減刑される事になりました。結局、巣鴨プリズンに収容される事になるのだが、自分だけノウノウと日本にいるわけには行かないと、再び、環境の悪い部下達のいるニューギニアのマヌス島収容所に志願して戻ってきたという。

刑期を終えて出所した後は、僅かな軍事恩給を、職に付けない部下達のために、惜しげもなく使ったと伝えられている。リーダーとして素晴らしい生き様だと思う。

現在も、政治が混迷している状況だが、自分を犠牲にして正義を貫いた前川元文科事務次官の生き様が、今村大将と同じように見える反面、自分の出世のために、知らぬ半兵衛を決め込んだ、財務省の佐川理財局長は、無謀なインパール作戦を指揮した牟田口廉也司令官とダブルって見えるのは私だけではないと思う。
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posted by 小林知義 at 16:42| Comment(0) | からくち時評

2017年08月08日

うさんくさい日本式 新自由主義の本質

私は大学時代に哲学を専攻したのだが、最近でも、方針や考え方を見極める際には、学んだその哲学的手法を用いることが多い。

哲学的な手法を使った真理追求とは、常識とされているものや、伝統的に広く信じられているものも含め、すべてを疑った上で、最終的に疑うことができないものを真実と認識するという手法である。
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逆に、宗教は疑うことから始めるのではなく、信じる事から始めるという立場にある。神と子と聖霊の三身は一体なのだという事は、疑うはずもない真実だという。もちろん、このような宗教的真実を否定するつもりはない。

そこで、哲学的見地にたち、安倍総理が議長をしている国家戦略特区諮問会議で大活躍の新自由主義の申し子である竹中平蔵とその一派を疑ってみた。

彼らは新自由主義の看板を上手に掲げながら、トランプ大統領と同様に、自分たちの利益や金儲けのために、汗を流しているのではないかという疑いである。
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竹中平蔵氏の系譜をたどると一橋大学の中谷厳先生にたどり着く。先生が大阪大学に赴任された時に、後輩の竹中氏を大阪大学に招いたと言われている。新自由主義学者と言われているのは、中谷先生を中心に、本間正明氏八田達夫氏、彼らはすべて、同じ仲間である。
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本間正明氏は財政諮問会議の座長時代に財務省から恩恵を受けて、安い家賃で部屋を借り、愛人と住んでいた事を、週刊誌に取り上げられ失脚したのだが。


竹中氏やWGの座長をしている八田氏も、加計学園問題で有名になった今でも新自由主義の旗を降ろさない。彼らは、安倍総理を上手に巻き込み、国家戦略特区の諮問会議をうまく利用して、自分たちの仲間のために働いている。

例えば、八田氏達は、オリックスの社外取締役の竹中氏に忖度して、兵庫県の養父市に、株式会社農業法人の特区を認可して、利益を誘導していることは週刊誌で取り上げられている。同じように、パソナの取締役会長竹中氏のために、海外から人材を受け入れる家事支援の団体を菅官房長官の地元、神奈川県のみに特区を認可し、法に触れないように、いかにも公正にと見せかけながら、安倍総理も含めた、仲間達に間接的な利益誘導している。

竹中平蔵氏とその子分達は、八田座長を中心に、八代尚宏氏、(株)政策工房の原英史社長、その社員の高橋洋一氏岸博幸氏などは、テレビ出演の常連で、構造改革を叫び、岩盤規制に風穴を開けると、もっともらしく一方的に発言する。
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そして、やっていることは、岩盤規制に穴をあけるといいながら、日本国中の他の地区では規制を続けさせておきながら、特区と言う名の看板で、自分達に関係ある業者のためだけに、独占的な権利を与え、優先的に儲けるというやり方をとる。そして、原英史率いる(株)政策工房はそのためのコンサルタント業である。
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昨日も、八田達夫氏と原氏は共謀して隠していたようだが、決定する前に加計学園の担当者が委員会に参加して、発言していたことが発覚した。こんなあり得ない状況を、新聞やテレビがちゃんと報道しないのは、NHKをはじめ、メディアが、総務省を裏で牛耳る、首謀者の菅官房長官に睨まれたくないというのが一番の理由であろう。
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そこで私は、彼らの表看板である新自由主義を疑ってみた。多くの国民に知って貰いたい真実の姿が見えてきた。それは、中谷厳先生の主張にある。竹中氏や本間氏、八田氏を教えてきた中谷先生は、著書「資本主義は何故自壊したのか」の中で、彼らの表看板である新自由主義について、直接、批判された。今までの自説を総括し、懺悔ともいうべき視点に立って、多くの人達の批判を覚悟した上で、真実を述べられた。我々は、中谷先生の勇気ある発言を知らなければならない。

資本家の為の資本主義から、人類のための資本主義へと反省をこめて、舵を切られた中谷先生の論説を、メディアは報道しようとしない。そればかりか、裏切り者として葬り去り、弟子達である高橋洋一や岸博幸など、竹中一派を執拗に使い続ける。

我々、国民はメディアに騙されてはいけない。日本の未来のために本当の事を学ばなければならない。それは、反グローバリズムと脱新自由主義の世界観だと思う。ウルグアイのムヒカ大統領の言葉を聞けばそれがよくわかる。
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新自由主義で、アメリカのポチになって、グローバリズムを推し進めて行こうとしている政府と日本の現状を、憂いている立派な学者や評論家は確かにいる。だが、彼らには発言する場所がない。我々国民、一人一人が、彼らの主張を拾い上げ、広めていかなければ日本の明るい未来はないと思っている。名前を挙げさせてもらうと、内橋克人氏水野和夫氏藻谷浩介氏などは、反グローバリズムの論客である。
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竹中氏の口癖は、日本はダメで、アメリカがベストという。私はそうは思わない、アメリカも中国も最悪である。壊されつつあるが、文化も経済も、まだ、世界のベストは、日本だと信じている。
posted by 小林知義 at 11:02| Comment(0) | からくち時評